エッセイ

瞑想は行為ではなく状態

瞑想という言葉を始めて聞いた時は大変なことに思います。

瞑想とか悟りとか無とか色んな言葉と共に書かれていることが多いです。

ですので、瞑想というものは初めての方には難しいと感じるものです。

色んなやり方を調べても、どうしていいのかわからないと思う方もいらっしゃることでしょう。

瞑想が難しいと感じられてしまうのはどういったところからでしょうか。

それは説明の仕方ではなく原理的なところにあります。

瞑想の原理的な難しいところは「するもの」ではないということです。

瞑想は行為ではないのです。

瞑想は状態を指します。

瞑想状態という言い方があるように瞑想というのは状態なのです。

ではどんな状態なのか。

それは行為が抜け落ちた状態なのです。

私たちは何かをすることを通して生活しております。

ですので瞑想もしようとするわけです。

ですが瞑想というのは状態だったのです。

行為を指すのではなく状態を指しております。

ですので、瞑想をするという表現は少々間違いを誘発する表現となります。(説明上、この表現は使わせてもらっておりますが)

普段の生活に当たり前でやっている「行為」から離れるのです。

その離れた状態が瞑想なのです。